一昨年の中越沖大地震(2007年7月)のとき。柏崎刈羽原子力発電所で働いていた人達の様子はどうだったのか。四号基を管理している人から話が聞けました。地震が来たときの第一声が「皆、机の下にもぐって、我が身をかばえ!」でした。
そして揺れが収まったとき、次に言った言葉が「悪いがみんな、自宅には電話をするな、ここの修復のことだけを考えてくれ」だったそうです。そして650人が修復作業のためにローテーションを組んで集まり、全員がそれを忠実に守った。
何故そんなことを言ったのか。それは「もしかしたら家が倒壊している」、「もしかしたら家人が下敷きになって死んでいる」、「もしかしたら助けを求めている」と不安だろう。だけど「家に電話するな、家のことは忘れてくれ」といった。そして全員がそれに従った。

「世界は腹黒い」は氏の本のタイトルです。
三日経ってどうやらガス抜きも終わって大丈夫だということになった。すると一人が「よろしいでしょうか、ちょっと家に帰りたいので」という。聞いてみると「自宅の取り壊しをするので男手がいりますので」。それを聞いて班長は言う言葉がなかったそうです。
調べてみると、東電技術スタッフの家の状態は、ちゃんと残ったのは四割、ほとんどが半壊、全壊したのが22個あった。発電所の近くにもの凄い大きなスーパーマーケットがあったけど、それが全壊している、そのぐらい激しい大地震だったのです。
すさまじい忠誠心です。しかもこの話は、今度行ってはじめて聞いたのです。
この地震から二年が経って、その間に聞こえてきたのは何ですか。主に朝日新聞とテレビですが、原子炉を冷やす汚染された冷却水がもれて海に流れたとか、空気まで危ないとか、そんなことばっかり。風評被害で海開きも出来なかった。ところが実際の水を調べたらそんなものは「ゼロ」だった。
あんまり騒ぐものだからIAEAからも日本に調査団がきた。で、最初に聞いたのが「スタッフは何人残った」ということです。それはこうした事故が起きると、世界の過去の実績からすると半分くらいは逃げるので、東電にもそれを聞いたのです。ところが東電は質問の意味が分からなかった。もちろん、誰も逃げてないからです。日本人だから。
朝日の報道で日本の原子力発電は三分の一に
いろいろ調べてたら、「朝日の言うことはウソばかり」じゃないか、ということになった。それでIAEAが出した事故調査の結論は7が一番深刻、それからどんどんさがってゼロが全く問題ない、という八段階評価なのですが、「ゼロ」だったのです。

この柏崎刈羽原発はそれは見事なつくりで、特に原子炉の部分は想定していた地震の十倍のエネルギーが今回加わったのに、微動だにしていないのです。ところが柏崎市の会田洋市長は原発再開を許可しない。何故か?。騒げば騒ぐほどお金になるからですよ。
この市長は全共闘世代の革新市長で、もの凄い悪だね(笑い)。朝日が騒げばそれを理由に再開を引き延ばす。東電は仕方がないから既に30億円も使って道路や環境整備を行っている。
お陰で日本のエネルギーの33%だった原子力発電は現在は12%に三分の一になってしまった。その不足分は重油をどんどん炊いたからCO2の排出量は逆に増えてしまったのです。
日本の技術がないと世界は動かない
朝日新聞のお陰で東電の人はみな胃潰瘍ですよ(笑い)。しかし、皆さん、このように日本の原子力は手かせ、足かせをはめられながらも、じっと我慢して手放さず、プルサーマルをやり、常温での高速増殖炉を絶やさず、今や技術力では世界のトップです。
アメリカが日本には売らないと云っているステルス戦闘機のF22。あれは日本の宇部興産やTDKが開発した技術がなければ出来ないものなんです。誘導ミサイルや合金技術、ブルーレイ、みんな日本が開発した技術なんですよ。
もし日本のジャーナリズムが半年でも事実を書いたら、日本人は自信を持つでしょう。日本は凄いのです。日本の技術がないと世界は動かない。日本人はもっと胸を張りましょう(拍手)。
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・4月16日にサンケイプラザ三階で行われた正論を聞く集い、講師が高山正之氏だったので出かけてきました。やはり人気があります、開演15分前でも定員一杯でした。朝日新聞を語らせたらこの人の右に出る人はいない、というくらい面白く痛快です。
・この柏崎刈羽原子力発電所の話は私ははじめてでしたので、何とかまとめてみました(要約です)。日本人は本当に凄いなと思います。でも、日本はこんなに凄いと云われると、なんだか嬉しく、我々も頑張らねばと改めて思った次第です。


by suzunerin
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