北へ「送金と人の往来の停止」求める
「金正日はすべての拉致被害者をすぐに返せ!国民大集会」が25日、午後2時から3時間にわたって開催され、北朝鮮に対する経済制裁は確実に効いているとして、拉致問題を理由に「送金の停止と人の往来の全面停止」を政府に求める決議を行った。
主催したのは家族会、救う会、拉致議連で、会場となった日比谷公会堂には1500人が参加(主催者発表)、登壇する弁士のスピーチに盛んな拍手や声援を送っていた。いつも司会進行を務めてきた桜井よし子さんは今回は都合で欠席したため、家族会の増元事務局長が司会と進行を担当した。

同会によると、日本と国際社会が本格的な経済制裁を発動して間もなく一年を迎えるが、これによって北朝鮮の経済は相当なダメージを受け、急遽実施したデノミも失敗、担当者が処罰される事態にまで追い込まれているとしている。
このため、金正日政権は制裁解除を目的に、朝鮮総連に「制裁を撤回する社会的世論を醸成せよ」という秘密指令を出しており、特に横田滋・早紀江夫妻に対して「訪朝してめぐみさんの子供・キム・ヘギョンちゃんに会うよう」接近してくる政治家やジャーナリストが増えている、としている。

最初に挨拶に立った家族会の飯塚繁雄代表は、「新政権が発足して七ヶ月が経過したが、何か拉致問題が置き去りにされているような気がする。なんと言っても国家の基本的な問題でもあるので、政府はいまこそしっかりと対応して欲しい。我々も打開に向けて積極的な行動を起こしていきたい」などと語った(ニュース調ここまで)。
今後の運動方針として、従来の署名活動のほかに、ブルーリボンの着用のさらなる普及を国会議員に対して働きかけるほか、五月か六月には一般にアピールするためにデモ行進や国会前での座り込みなども計画、政府と国民に強くアピールすることを検討しているそうです。以下、同会がビラでアピールした内容と、大会の進行表、そして大会決議を掲載しました。

金正日はすべての拉致被害者をすぐに返せ!国民大集会
第1部
開会 増元 照明 司会、家族会事務局長
主催者挨拶 飯塚 繁雄 家族会代表
主催者挨拶 平沼 赳夫 北朝鮮に披致された日本人を早期に救出するために行動する議員連
古屋 圭司 自民党拉致間題対策特命委員会委員長
竹内 譲 公明党粒致間題対策委員長
泉田 裕彦 北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会会長代行、新潟県知事
深井 明 拉致問題地方議会全国協議会会長、埼玉県議会議員
荒木 和博 特定失瞭者間題調査会代表
崔 光爽 チェ・ゲァンソク朝鮮戦争粒致被害者家族協議会国際担当理事
パンジョン・パンジョイ タイ人粒致被害者アノーチャ・パンジョイさん甥
海老原智治 北朝鮮に粒致された人々を救援する会チェンマイ代表
第2部
家族会パネルディスカッション コーディネイター 西岡 力
基調報告 西岡 力 救う会会長
パネル 家族会 有本明弘、飯塚耕一郎、横田滋・早紀江、平野フミ子・市川健一・斉藤
文代松本孟、寺越贈男
ひとこと
紹介
議員紹介 松原 仁 拉致議連事務局長
決議案朗読 高木 穀 拉致議連事務局長代理
閉会

左から荒木和博特定失踪者問題調査会代表、チェ・グアンソク(韓国)、
バンジョイ・パンジョ(タイ)の三人
日本と国際社会の制裁が効いている
北朝鮮の国家犯罪に全面制裁の発動を!
我が国政府は、拉致被害者を全員取り戻すために毅然たる姿勢を貫くという立場から、ぜひ、船と貿易の全面遮断などの現行の制裁の延長に加えて、送金停止、人の往来の全面停止を断行していただきたいと強く求めます。
日本と国際社会が初めて本格的な対北制裁を発動してまもなく1年になります。この1年の間に、北朝鮮は急速に厳しい経済状況に追い込まれ、新たな通貨政策を実施したものの、かえって国内で大混乱を引き起こし、責任者が処罰されています。制裁は効果を上げています。
そのことは、金正日政権が制裁解除を目的とし、朝鮮総連に対し、「国交正常化を促し、共和国(=北朝鮮)に対する不当な『制裁』を撤回する社会的世論を造成せよ」との秘密指令を出していることからも明らかです。
拉致という国家テロに対し、こちらが先にカネや食糧等の対価を与える必要はなく、全面制裁を発動した上で、全員返すなら制裁を解除するのが順当な対応です。北朝鮮が最も苦しい今こそ、日本は現在の制裁を維持し、拉致問題への不誠実な対応を理由にさらに全面制裁を発動し、北朝鮮と米韓中など関係国に対し「いくら時間をかけても、また脅しをかけても、拉致被害者の全員救出という点においては一切譲歩しない」というわが国の強い意志を伝えるべきです。そして、北朝鮮崩壊事態に備えた緊急救出計画をも水面下で備えておかなければなりません。
北朝鮮をめぐる状況は緊迫してきました。今こそ正念場です。全ての拉致被害者を救出するという大目標のため、家族会・救う会は全力を尽くします。皆様の一層のご支援をお願いいたします。

この間、5人の被害者は取り戻せたものの、まだ多くの同胞が自由を奪われ、祖国の助けを待っている。金正日政権の非道さと、我が国政府のふがいなさに改めて強い怒りを禁じえない。
独裁者の健康悪化とさまざまな制裁の効果で、北朝鮮体制は崩壊の瀬戸際にある。情勢が緊迫の度を増す中、金正日政権は、朝鮮総連や親北政治家・ジャーナリストなどを使い、必死の対日工作を仕掛けてきている。
さる4月13日、対北制裁の見直し期限を迎え、我が国政府は、現行制裁の延長を決めた。それは当然のことだが、私たちは、全面制裁すなわち送金停止と人の往来の全面停止を断行することを、全国一斉行動を展開して強く求めつづけている。
本大会参加者は、金正日政権とその追従者らの工作と戦い続け、「全ての粒致被害者の帰国なしには日本は絶対に譲歩しない」という我が国民の決意を示すため、次のことを強く要求する。

1. 金正日政権は、全ての拉致被害者を返せ。
2. 我が国政府は、全ての被害者を取り戻すまで譲歩しないとの国家意思を示すため、拉致問
題を理由として送金停止と人の往来の全面停止を断行せよ。
3. 政府は、緊急時の粒致被害者救出計画を準備し、関係各国にも働きかけよ。
4. 国会議員や地方議会議員、マスコミ関係者らは、制裁破りの訪朝工作などに乗ることなく、
一致して「すべての被害者をすぐに返せ」との声を挙げよ。
5. 拉致被害者のいる韓国、中国、タイをはじめ、国際杜会は12カ国以上におよぶ粒致問題の
解決まで、金正日政権に圧力をかけ続けよ。
平成22年4月25日「国民大集会」参加者一同
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<日米同盟危機 緊急対策集会>5月2日 (日)
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